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骨粗鬆症とビタミンKについて まつクリ院長通信 No.454

【当院では新たに脊椎専門外来スタート!!】 
2022年4月より脊椎専門外来を開始いたしました。 脊椎専門医の先生(真鍋先生・角田先生・石綿先生)にご担当いただいております。
長らく腰痛で苦しまれている方がおられましたら診察時にご相談くださいませ。
真鍋先生:東前橋整形外科病院 副院長 脊椎外科センター長
角田先生・石綿先生:脊椎外来

骨粗鬆症とビタミンKについて

骨を作るのに関与するビタミンとして、ビタミンDビタミンKがあります。今回は、ビタミン Kについて骨粗鬆症になぜ必要なのか、どんな効果があるのかご紹介していきましょう。

ビタミンKの種類と役割

ビタミンKは脂溶性ビタミンの一種で、K1とK2の2種類があります。ビタミンK1は緑黄色野菜に多く含まれ、K2は納豆などの発酵食品に多く含まれています。主な役割として以下の3つが挙げられます。

  • 1) 血液凝固血液凝固に関与するタンパク質の働きを活性化させ、出血を防ぐ働き。
  • 2) 骨の形成カルシウムを骨に沈着させ、流出を防ぎ、骨を強くする働き。
  • 3) 動脈硬化の予防血管を強くする働きがあり、動脈硬化の予防に効果的。

ビタミンDは輸送、ビタミンKは定着

骨の原料となるカルシウムを腸から骨へと運ぶのがビタミンDであるのに対し、 ビタミン K は、骨の代謝に関与するタンパク質(オステオカルシン)を活性化させることにより、カルシウムが骨に沈着し、骨が強くなります。

院長よりメッセージ

ビタミンKの摂取量が少ない人は、骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折のリスクが高くなることが報告されています。ビタミン Kは油に溶けやすい性質があり、油脂類と一緒に摂取することで吸収率が高くなります。また、ビタミン K は熱に弱いため、葉物野菜は生で食べることほうが良いとされています。上手に摂取していきましょう♪

MRIとCTって何が違うの?

患者さんが混乱しやすいMRIとCT(ちなみにまつだ整形にあるのは“MRI”だけです)。
その2つの機械の違いをいくつか紹介します。

CT(Computed Tomography)
コンピュータ断層撮影
MRI(Magnetic Resonance Imaging)
磁気共鳴画像
放射線(X線)使用 ×(磁石を利用)
検査音 比較的小さい 大きい
検査時間 短め(5分~20分程度) 長い(15分~50分程度)
閉所恐怖症 〇~△ ×(検査不可なことが多い)
検査できない
体内医療機器
基本的は無し ペースメーカーなど検査不可のもの有
血管撮影 造影剤という薬剤が必要 薬不要

医療機関では様々な機器が、患者さんの状態を確認するために稼働しています。

まつだ整形の放射線科では

①レントゲン撮影装置
②骨密度測定装置
③MRI

の3種類の機器が稼働しています。

ご不明点などございましたら、担当技師にお声がけください。

放射線科 竹内