【当院では2022年4月より脊椎専門外来スタート!!】
脊椎専門医の先生(真鍋先生・角田先生・石綿先生)にご担当いただいております。
長らく腰痛で苦しまれている方がおられましたら診察時にご相談くださいませ。
真鍋先生:東前橋整形外科病院 副院長 脊椎外科センター長
角田先生・石綿先生:脊椎外来
骨粗鬆症による脆弱性骨折について
骨粗鬆症などにより骨の強度が低下して、軽い外力で起こる骨折を脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折と言います。軽い外力とは、一般的には立った高さからの転倒を基準として、それより弱い力を指します。転んで軽く手をついたり、尻もちをついたり、重い物を持ち上げたりといった場合です。当院でもシャッターを持ち上げた時や、椅子からの立ち上がりを介護した際に骨折を引き起こした方もいます。つまり、通常であれば骨折にはならない程度の軽い外力でも、骨の強度が低下していると骨折の要因になります。
「骨折の連鎖(ドミノ骨折)」とは?
脆弱性骨折の代表的なものとして背骨の脊椎椎体骨折、脚の付け根の大腿骨近位部骨折、手首の橈骨遠位端骨折、そして肩の付け根の上腕骨近位部骨折が挙げられます。これらの骨折は、全身的な骨の脆弱性がベースにあり、さらなる骨折につながる危険性が高いのです。つまり、一度骨折すると骨折を繰り返すリスクが高まるわけです。まるでドミノ倒しのように次々と骨折が起こることから「ドミノ骨折」とも呼ばれます
ドミノ骨折の原因
骨折後の筋力の低下が主な原因としてあげられます。骨折により、体を動かすことが制限されると、運動機能が低下して転倒リスクが高くなります。また、骨への刺激が減り、骨の脆弱化が進行するのも大きな原因となります。これらが関与して骨折連鎖の悪循環が生じると考えられます。
院長よりメッセージ
これらの骨折を繰り返さないためには、粗鬆症の予防と転倒などの2次性骨折予防が大切骨です。適切な治療はもちろん、バランスのとれた食事摂取と適度な運動習慣を身につけましょう♪
MRI 室内の音って何?
MRI検査を行うときにMRI室内の一定間隔でぷしゅぷしゅとする音を聞いたことありませんか?
→これは、MRIの画像を得るために 非常に強力な磁場と傾斜磁場という部分に永続的に電流を流して撮影を行っています。その為、MRI装置内を冷やすことが必要であり、入室時で聞こえる音は冷却ポンプが動いている音になります。
※その他MRI検査を受ける際にご不明な点等ございましたら お気軽に放射線科スタッフまでお声がけください。
放射線科 山野