定期的な骨密度検査は骨粗鬆症の予防になります!
年男・年女とは?
私事ではありますが、先日8月2日に48歳になりました!いわゆる世間で言う「年男」です。ところでこの「年男」とはどんな意味が込められているかご存知ですか?
年男・年女は当たり年?
自分の生まれた干支と同じ干支の年の男女のことで、当たり年などとも言われています。この年には何事も失敗を招きやすく、災いに逢いやすいので、大きなことを行うのは、できるだけ差し控えた方が良いと言われています。はっきりとした理由があるわけでなく、「迷信」にすぎないと考えている人もいるようです。ただ、神社仏閣の節分の「豆撒き」を希望する年男年女の参加が多かったり、「家族に同じ干支(年男年女)が三匹いたら家が栄える」など言われているように、私たちの日常生活の中にも古くから干支・年男年女の考えが根付いているようです。
一二年を周期
干支が一巡する「十二年」を周期として人生は様々に変化すると言われています。その変化に対応しなければならない時期は、未経験の事態に対処しなければならないわけですから、必ず「不安」が生じてきます。こころに「不安」がある時期には勿論大きな出来事は、慎重にするべきであるそうです。
院長よりメッセージ
今年はしっかり準備して、来年への飛躍に繋げたいと思っています♪(^^
放射線課からあなたへ
脳出血は予防ができます
脳出血は脳の動脈に風船状の瘤ができる病気です。また、症状がなくある日突然、瘤が破裂してしまい命を失う危険性が高い病気です。
現在、脳の病気は昔とちがい、予防ができる時代になりました。
今回は脳出血の原因である脳動脈瘤のお話をさせて頂きます。
脳動脈瘤は脳ドックで早期発見できる病気です。
脳ドックは「脳動脈瘤」の早期発見に優れている検査です。脳動脈瘤とはその名のとおり、脳の動脈に瘤状の膨らみができているものです。こうした病変は破裂しやすく、くも膜下出血の最大の原因となっています。
くも膜下出血は、働き盛りの年代に多く発症し、死亡率も高いため極力、予防したい病気です。50才台から60才台に多く発症し、女性が男性の2倍近くになります。秋田県のデータでは、男性は60才台に、女性では70才台にくも膜下出血発症のピークが訪れます。
今後「団塊の世代」がこのくも膜下出血発症の年代に入りますので、くも膜下出血は増加すると考えられています。
脳出血後では、後遺症がなく社会復帰できる人は3割に過ぎず、約半数の人が初回の発作で命を失い、2割の人は命が助かっても後遺症が残るとされています。また、初回発作ではなんとか適切に治療できても、またすぐに再発作を起こし、病院で亡くなる人も多くいます。
家族的な要素も強い病気とされているので、親族にくも膜下出血を起こした人がいる場合、特に注意が必要です。
脳ドックによって脳動脈瘤が見つかったら、定期的に検査をして、その大きさによっては、あらかじめ瘤の根元の部分をクリップで留めてしまう手術が必要でした。しかし現在、治療技術の進歩のおかげで、頭の手術をせずに、ももの動脈から挿入したカテーテルで、瘤の中にコイルを入れて破裂しないようにする治療で済ますことができるようになりました。
病気の予防こそ、健康寿命を延ばす力になります。予防できる病気は、予防することに越したことはありません。健康で長生きのためにも、適切な医療情報を共有し、定期的な検査でご自身や大切なご家族の命を守りましょうね。