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変形性膝関節症の膝の痛み、超音波で改善か?
-過去の10の研究を分析- Clinical rehabilitation
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて、痛みなどが起こる病気です。変形性膝関節症は年齢とともに増加します。一般の人を対象にした疫学調査では、60歳以上で女性の約40%、男性の約20%がレントゲン上、変形性膝関節症と診断されます。つまりは加齢に伴う膝の変形により、膝などに痛みが出る病気です。今回紹介する報告は過去の研究から、変形性膝関節症の膝の痛みに超音波を用いた治療法の効果を検証したものです。
膝の痛みに対する超音波療法の有効性を検証
超音波療法とは、超音波が出る治療器を皮膚の上から当てて行う治療のことで、痛みなく治療することができます。この研究は、変形性膝関節症患者を対象とした過去の研究から、超音波療法と偽の刺激、もしくは治療していない群を比較したものを抽出し、その結果を検証しています。
変形性膝関節症の治療には超音波療法が良い?
今回の研究結果では、変形性膝関節症の患者に超音波療法を行うと、膝の痛みや膝の機能が改善する結果となりました。
院長よりメッセージ
変形性膝関節症の治療は、この他にも運動療法や手術など様々な方法があります。超音波療法も治療のひとつと言えそうです。当院でも行っています(^^