H27年度脳卒中予防の3万円脳ドック助成金制度は、3月31日までです。
お早目のご予約をお願いします。
変形性膝関節症にヒアルロン酸の関節内注射は実際に効くのか?
―2万人のデータで検証― Arthroscopy : the journal of arthroscopic & related surgery
変形性膝関節症は重症では人工膝関節全置換術が必要になります。軽症の段階での治療にはいくつかの選択がありますが、そのひとつに、関節軟骨に多く含まれる成分のヒアルロン酸を関節内に注射する方法があります。当院でも積極的に行っています。今回、アメリカの研究班が、これまでの文献を検証した結果、偽薬の関節内注射に比べて痛みと機能を改善する効果が認められたと報告したので紹介します。
◆過去の研究を検証
ヒアルロン酸関節内注射(IA-HA)の効果を偽薬の関節内注射などほかの場合と比較した研究を集め、内容を検証しました。
◆痛み・機能に改善
合計20,049人の対象者について、IA-HAと偽薬の関節内注射の比較について痛みまたは機能を改善する効果が認められていました。そして、その使用は早期の変形性膝関節症の患者に対しては検討されるべきである」と結論しています。
院長よりメッセージ
この治療は関節内注射によって効果が期待できるもので、健康食品として市販されているヒアルロン酸は関係ありません。国立健康・栄養研究所は「経口摂取による有効性や安全性については信頼できる十分なデータが見当たらない」としていますのでご注意下さい!!注射は痛いですが、やはり効果は期待できるようです♪