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肥満によって年間48万のがんが増えていた まつクリ院長通信 No.161

夏は脳梗塞熱中症が多く発症してしまいます。
水分補給とこの時期の脳ドックで脳梗塞・熱中症を予防しましょう!

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肥満によって年間48万のがんが増えていた

WHO推計をもとに2012年の発症数を計算 The Lancet. Oncology
肥満は多くの病気の原因になりますが、今回、肥満によって引き起こされたがんが世界で何人になるかという推計がなされたので紹介します。

◆WHOの推計から
研究班は、WHO(世界保健機関)が世界の各国について各種のがんの発生数と死亡数を推計した大規模データを使って、肥満によって起こったがんの数を見積もりました。肥満はBMI(体重÷身長の二乗)が25以上と定義しました。また、2012年に発生したがんのうち「調査対象とした集団で、平均のBMIが1982年に記録されたまま維持されていれば避けられたはずのがんの割合」を計算しました。

◆肥満で48万例増
2012年に肥満が原因で起こったがんは481,000例あり、そのうち63.5%は子宮体がん、閉経後の乳がん、結腸がん(大腸がんの一部)で、1982年よりも肥満の人が増えたことによって118,000例のがんが増えていたと見積もられました。

院長よりメッセージ

世界の人口60億人ほどに対して、肥満が原因で増えたがんが48万と見積もられました。子宮体がん、乳がんと女性特有のガンが気になります。いずれにしても肥満は避けたいですね。百害あって一利なしです!