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予測が外れても有効、2015-2016年のインフルエンザワクチン まつクリ院長通信 No.174

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予測が外れても有効、2015-2016年のインフルエンザワクチン

イギリスの統計から-Euro surveillance : bulletin Europeen sur les maladies transmissibles = European communicable disease bulletin
今年のインフルエンザは10月から早くも学級閉鎖が出るなどで話題になっています。
去年のイギリスの統計から、流行を予測したワクチンの型が合っていなくても予防効果があったことが報告されましたので紹介します。

■型が合わないB型でも有効率54%
イギリスでは、2015/16年に流行したインフルエンザの型は主にA(H1N1)pdm09とBビクトリア系統の2種類でした。
しかし予防接種に使われた注射は、Bビクトリア系統に対応していないワクチンでした。
つまり予測が外れたわけです。
それでも全体としてのワクチンの有効率は52.4%。ウイルスの型ごとでは、A(H1N1)pdm09に対しては54.5%で、インフルエンザB型に対しては、型の不一致があったにもかかわらず、54.2%の有効率でした。

院長よりメッセージ

ワクチンはその年に流行するウイルスの型を予測して作られますが、当然予測が外れることもあります。
しかし、本研究結果よりインフルエンザワクチンは予想が外れても効果はあることがわかりました。
流行が始まってから打ってもある程度の効果は期待できます。
注射の苦手な方もいるとは思いますが、インフルエンザの辛さに比べると大したことないですよ。後悔先に立たず、ですね(^^