高齢女性は「1日4400歩程度」でも死亡リスクが減少!
Association of Step Volume and Intensity With All-Cause Mortality in Older Women
JAMA Intern Med. 2019;179(8):1105-1112.
「目指せ1日1万歩!」と健康のために頑張っている方が多いと思います。
以前は私もそう考えていました。
しかし、米ハーバード大学医学大学院のI-Min Lee先生のグループが行った研究で、平均年齢72歳の高齢女性は、1日の歩数が4,400歩程度でも、2,700歩程度の人と比べて全死亡リスクが41%低いことを報告したので紹介します。
1日約7,500歩が最も効率的?
平均年齢72歳の健康な高齢女性1万6,741人を対象としたもので、参加者に活動量計を7日間装着してもらい、1日当たりの歩数と死亡リスクとの関連を平均4.3年追跡して調べた結果です。
追跡期間中に504人の女性が死亡、対象女性を1日の平均歩数で4つのグループの分けた結果、1日の歩数の中央値は、最も低いグループから順に「2,718歩」「4,363歩」「5,905歩」「8,442歩」。
分析の結果、1日の歩数が最も少ないグループと比べて、最も多いグループでは全死亡リスクが58%有意に低く、2番目に多いグループで46%、3番目に多いグループで41%それぞれ有意に低いと報告されています。
さらに、1日の歩数が増えるほど死亡リスクはより低下したが、そのベネフィットは1日7,500歩前後で頭打ちとなり、それ以上歩行しても死亡率は低下しませんでした。
院長よりメッセージ
日本でも1万歩以上の歩行はケガのリスクになるとの報告もあります。
健康のためには一万歩!という考えは古いのかもしれません。
個人差もあるので、その方にあった歩数が大事ということでしょう。
いずれにしても歩くことは健康には欠かせません。無理せず、歩く習慣を身に着けたいものですね♪
放射線科からあなたへ
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
令和も2年となりました。寒い日が続きますね。
こんな時は温泉でも入ってゆっくりしたいものです。
今回は放射線が関係あるラドン温泉を紹介したいと思います。
放射線ならぬ放射泉?
ラドン温泉とは、放射線を出す放射性物質(ラドン)を含んでいる温泉です。
当然、入ると日常生活より多めの(微量ではありますが)放射線を浴びることになります。
さてこのラドン温泉の効果は、
温熱効果:体が温まる
化学効果:温泉の成分を皮膚から吸収
放射線効果:微量の放射線
と考えられています。
(微量の放射線は体に良いという『放射線ホルミシス効果』と呼ばれるものがあります。)
上記3つの効果によりラドン温泉は、リウマチや関節・脊椎の症状、更年期障害、神経症状、肩こりその他様々なものに効能があるとされています。
代表的な温泉地を下記に紹介いたしますので、ご興味がある方は行かれてみてはいかがでしょうか?
玉川温泉(秋田県) 五頭温泉郷(新潟県) 増富温泉(山梨県) 三朝温泉(鳥取県)
ダイエット(減量)計画 第3報
8月より始めた健スポドックによるダイエット通信(?)も3回目となりました!
筋トレやトレーニングマシンの負荷も徐々に上がり、体力がついてきたのを実感しています!
第2次中間報告(個人的な感想です) 約5カ月
【体重】
1月8日朝の段階で 86.9kg(体重的には開始時より-2.8kg)。
【安定性】
体の安定性が最初よりかなり良くなっていると。担当の理学療法士よりご評価いただきました。
【血液データ 尿酸値】
基準値越え→基準値内
【悪玉コレステロール】
基準値越え→基準値内
といった改善が見られました!
体重だけではなく、見た目だけではわからない部分(血液など)も改善していくのが健スポドックの利点です!
6ヵ月という期間のため、私の健スポドック自体は次回の運動指導で最後となりますが、今後も運動を続けていきます!3月のさくらマラソンが待っていますので!