【当院では新たに脊椎専門外来を開始します!】
2022年4月より脊椎専門外来を開始いたします(第1土曜日と第2土曜日)。
2名の脊椎専門医の先生(金子先生・真鍋先生)にご担当いただきます。
長らく腰痛で苦しまれている方がおられましたら診察時にご相談くださいませ。
金子先生:稲波脊椎・関節病院 院長補佐
真鍋先生:東前橋整形外科病院 副院長
骨粗鬆症検診の薦め ご自分の骨密度知っていますか?
急速な高齢化社会に伴い、骨粗鬆症の患者さんが年々増えているのはご存じでしょうか。
すでに1300万人以上と推測されていますが、実際に治療を受けているのは約200万人と、わずか20%程度とされています。
骨粗鬆症の患者さんのうち80%は治療を受けていないのが現状です。
骨粗鬆症検診の受診率はどれほど?
骨粗鬆症はサイレント・ディジーズ(静かな病気)といわれるように、静かに着実に進行していきます。
症状がないことが多く、骨粗鬆症が原因で生じる脆弱性骨折を起こして初めて受診される方も少なくありません。
公益財団法人骨粗鬆症財団が報告したデータによると2015年度の骨粗鬆症検診受診率は全国平均でわずか5.0%であり、埼玉県も平均をわずかに上回るにすぎません。
骨粗鬆症検診の受診率が低い地域ほど、大腿骨骨折を起こしやすく、介護が必要になる傾向にあることが分かっているので、是非検診を受けて欲しいと思います。
受診年齢について
女性では50歳くらいから骨量が低下し始めます。
閉経後は原則1年に1回測定すると良いでしょう。
男性は女性と比較すると頻度は低いですが、病期やケガなどによる長期入院の既往、胃腸障害などがある方は早期の検診がお勧めです。
また、骨量は20~40代まであまり変化しません。
その間に若い時の骨量を知っておくことも大切です。
院長よりメッセージ
現在国が行っている公的な検診は、40~70歳(5歳刻み)の女性を対象にした節目検診があります。ただ5年に1度では早期診断、治療は難しいでしょう。当院でも積極的に骨粗鬆症検査を行っています。定期的に骨粗鬆症検診を受けて健康寿命を延ばしましょう。ご希望の方は当院スタッフまでお声がけください♪
MRIの検査時間ってなんで長いの?
MRI検査をおこなった患者さんに、ときどき検査時間に関する
質問をされます。今回は膝のMRI検査を例にしてご説明します。
膝のMRI検査は、半月板や靱帯(じんたい)、骨髄の状態などを詳しく見ることができます。
当院の膝の撮影では基本的に6種類の画像を撮影しており、方向や色の見え方はすべてが同じではなく、観察したい部位や目的によって使い分けて撮影しています。
下の画像ひとつひとつが3分~4分の撮影時間を要します>ので約20分の検査となります。
MRI検査で気になることはご相談ください!
長い検査時間に不安を抱えている患者さんもいらっしゃると思います。
放射線科では患者さんに安心して検査を受けていただけるように努めます!
検査に関する気になること、教えてほしいこと、ご要望などがあればご相談ください。