【当院では新たに脊椎専門外来スタート!!】
2022年4月より脊椎専門外来を開始いたします(第1土曜日と第2土曜日)。
2名の脊椎専門医の先生(真鍋先生/角田先生)にご担当いただきます。
長らく腰痛で苦しまれている方がおられましたら診察時にご相談くださいませ。
真鍋先生:東前橋整形外科病院 副院長 脊椎外科センター長
脊椎外科センター 角田先生
膝のポキポキ、パキパキ音について
「しゃがみ込むと音が鳴る」とか「痛みはないけいどポキポキ音が鳴って気になる」という方がおられます。今回は膝の音(ポキポキ、パキパキなど)について説明しましょう。
なぜ音が鳴るのでしょうか?
音が鳴る原因としては「キャビテーション」であると考えられています。
キャビテーションとは、液体の中に圧力差が生じることで気泡が生じたり、はじけたりする現象のこと。
実は膝の内部も滑液(かつえき)という液体で満たされているので、このようなことは起こり得ます。
よく指の関節がポキポキと鳴りますよね。
2015年にカナダの研究者が手の指の関節を鳴らすと、一時的に関節内(滑液内)に空洞ができていることを報告しており、このキャビテーション説が有力です。
「ポキポキ、パキパキ」も頻度が多いようなら検査をしましょう!
Grace H Lo, et al.: Arthritis Care Res (Hoboken) 70(1): 53-60, 2018
変形性膝関節症で無症状の3,495人を対象に、膝のポキポキ音と変形性膝関節症の発症との関連を検討した研究があります。
膝のポキポキ音がない人と比較すると、まれにある人で1.5倍、いつもある人では3.0倍も変形性膝関節症の発症リスクが高かったそうです。
院長よりメッセージ
膝でポキポキと音がする症状は、無症状でも検査をして膝の状態を評価しておきましょう。
当院で行っている「膝ドック」がお勧めです。
予防して膝寿命、健康寿命を延伸させましょう♪
理学療法科よりあなたへ
当院で実施している『メディカルチェック』についてご報告致します。
この取り組みは小学生から大人までのスポーツチーム(部活動も含む)の選手に対し、【スポーツ障害】を予防するためにそれぞれの競技特性に合わせた柔軟性や筋力などの身体機能(下のイメージ図では基本動作)の測定を実施しております。
測定参加者51名分の分析結果の一部をご紹介
テスト名:ショルダーモビリティ
・方法:手を背中側に回して左右の拳の最も近い距離を測定(下部左写真)
・測定結果:測定時に「障害あり・なし」の参加者をそれぞれ2群に分け、各群の中央値を比較すると優位に「障害なしの群が明らかにショルダーモビリティの数値が低く、柔軟性が良好」であることが示されました。(下部右図参照)
測定以外の内容
・結果シート作成
・結果に伴う改善エクササイズの紹介
・各チームの身体機能の傾向を提示
・各チームの傾向に合わせたトレーニング提案
ご興味のあるチーム(部活含む)の方は以下QRコードより詳細をご覧ください
◇お問い合わせ:048-579-5820
◇担当:まつだ整形外科クリニック 三浦
メディカルフィットネスfine 根本