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認知症は予防できる? まつクリ院長通信 No.422

【当院では新たに脊椎専門外来スタート!!】 
2022年4月より脊椎専門外来を開始いたします(第1土曜日と第2土曜日)。
2名の脊椎専門医の先生(真鍋先生/角田先生)にご担当いただいております。
長らく腰痛で苦しまれている方がおられましたら診察時にご相談くださいませ。
  
真鍋先生:東前橋整形外科病院 副院長 脊椎外科センター長
脊椎外科センター 角田先生



認知症は予防できる?

認知症の発症を遅らせたり、進行をゆるやかにしたりすることが可能だと考えられます。
WHOが2019年に発表したガイドラインをまとめると、不活発なライフスタイル、喫煙、不健康な食事、過剰な飲酒などのライフスタイルに関連する因子が、認知機能低下や認知症と関連することが示されています。
これらを改善することで認知症の発症を遅らせたり、発症後の進行を穏やかにしたりできると考えられています。

適度な運動が認知症には効果的?

適度な運動は認知症予防に効果的です。
定期的な運動は認知症の発症を予防するとされており、また認知症の進行を緩やかにする可能性も示唆されています。
さらに運動は脳の活性化に貢献し、認知機能の低下を防ぐ要因とされています。

どのような運動が効果的?

名古屋大学の研究によれば、高齢者の認知機能低下の予防には、次のような運動要素が有効であると明らかにされています。
運動の効果を最大限に引き出すには、適度な強度と頻度が重要です。
週に数回、30分程度の有酸素運動(ウォーキング、水泳など)を取り入れることが推奨されています。
筋力トレーニングも大切で、バランスを保つための運動やストレッチも有効です。

院長よりメッセージ

認知症予防のためには、運動習慣の継続が重要とされており、毎日の軽い運動や散歩が効果的なことが分かっています。
そのため、続けやすい運動を選び、無理なく取り組むことが大切です。
健康で長生きするためにも認知症は予防していきましょう♪

熱中症に注意!!

高齢者の熱中症対策の注意点

発汗する機会が多くなる夏には、高齢者は喉の渇きが起こらなくても、早め早めにこまめな水分補給を心掛けましょう。
夏野菜や果物、味噌汁やゼリーなどの食材からも水分補給が出来ます。
部屋に「温湿度計」を置き、周囲の方も協力して、室内温度をこまめにチェックし、暑い日には冷房を使用し室温を28℃前後に保つようにしましょう。

高齢者の注意点
●のどがかわかなくても水分補給
●部屋の温度をこまめに測定
●1日1回汗をかく運動

高齢者の世話・同居する人が注意する点
●[体調]元気か、食欲はあるか、熱はないか、脇の下・口腔の乾燥具合
●[具合]体重、血圧の変化、心拍数、体温
●[環境]部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たり

高齢者が熱中症にかかりやすい理由は?

●暑いと感じにくくなる  
●行動性体温調節が鈍る
●発汗量・皮膚血流量の増加が遅れる  
●発汗量・皮膚血液量が減少する
●体内の水分量が減少する 
●喉の渇きを感じにくくなる

老化が進むと皮膚血流量と発汗量の増加が遅れ、その後の体温の上昇に伴う増加の程度が小さくなります。そのため熱放散能力が低く、体に熱がたまりやすくなり、深部体温が上昇しやすくなります。
また、体液量より血液量が少なく、また腎機能が低下していることで、脱水が進んでも喉の渇きを感じにくくなってしまいます。
暑くなると皮膚への血流量が増加するため、心臓に戻ってくる血液量が減少。
それを補うために心拍数が増加し循環系への負担が大きくなります。

熱中症を予防する食べ物・飲物

●豚肉・・・(ビタミンB1の宝庫)疲労や倦怠感を軽減
●納豆・・・発汗によって失われたカリウムの補給
●ぬか漬け・ビタミンB1や乳酸菌の宝庫。電解質の補給
●ウナギ・・紫外線の刺激による活性酸素に対抗するビタミンAやビタミンCが含まれている
●経口補水液・・・・ナトリウム、電解質、糖分がバランス良く配合されている
●ミネラル入り麦茶・ナトリウム、カリウムを豊富に含んでいる
カフェイン入り飲料NG !・・・利尿作用が働き体内の水分が尿として排出されてしまう