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膝ドックのススメ ~なぜ必要なのか?~ まつクリ院長通信 No.447

【当院では新たに脊椎専門外来スタート!!】 
2022年4月より脊椎専門外来を開始いたしました。
脊椎専門医の先生(真鍋先生・角田先生・石綿先生)にご担当いただいております。
長らく腰痛で苦しまれている方がおられましたら診察時にご相談くださいませ。

真鍋先生:東前橋整形外科病院 副院長 脊椎外科センター長
角田先生・石綿先生:脊椎外来

膝ドックのススメ ~なぜ必要なのか?~

人生100年時代といわれる高齢化社会となり、社会全体が健康寿命延伸を目標にしている現在、運動器疾患の予防が大切とされています。中でも変形性膝関節症(膝OA)は代表的な疾患であり、健康寿命の延伸のためには膝OA対策が喫緊の課題となっています。そのためには「早期OA」の段階からしっかりと診断をして、適切な予防、治療を行うことが重要です。

早期OAとは?

臨床の現場では、「初期膝OA」が単純X線を用いたKellgren-Lawrence分類のグレード2を指すのに対し「早期膝OA」グレード0および1を指します。これは従来では膝OAではないと考えられてきた段階です。しかし、グレード0や1の段階(単純X線写真で異常がみられない)でも膝関節内には構造的変化が生じていることがあります。

MRIで早期発見

早期OAの段階でも、軟骨の変性や亀裂,欠損,軟骨下骨の変化,半月板の位置異常や変性や損傷,滑膜の炎症等の関節構造物に何らかの構造的変化をきたしている状態が存在することが明らかになってきました。特に内側半月板が本来存在すべき位置から内側に移動して存在する内側半月板逸脱が存在すると,膝OAの発症と進行のリスクが高くなることが明らかとなっています。

院長よりメッセージ

人間ドック、脳ドックは一般的なのに、膝ドックを行っている施設はほとんどありません。膝OAは要支援・要介護の要因となる代表的な運動器疾患です。当院では膝ドックを行うことで、早期の段階でOAを発見して適切な予防、治療を行っています。少しでも膝に気になる症状や既往などがある方には膝ドックをお勧めします。健康寿命の延伸のためにも一緒に頑張りましょう♪

ヒザの健康診断 ヒザドック

変形性膝関節症=『緩徐進行性の加齢疾患』

変形性膝関節症はヒザの軟骨が加齢と共に傷んでしまうために起こります

年齢とともに変形性膝関節症になる⽅が増えることは事実ですが、ご高齢になっても元気な⽅・膝に痛みを感じない⽅もいらっしゃいます

変形性膝関節症の怖いところは、『緩徐進行性』=緩やかに徐々に進行するために⾃分で変化に気付きにくいことが挙げられます

筋⼒や柔軟性も⾃分が気づかないところで弱く/硬くなることがあり、注意が必要です

気づきにくい変化をしっかり捉える

MRI
『軟骨の状態』
柔軟性 筋力
『柔軟・筋力検査』

ヒザドック
~早期発見・重症化予防~

こんな方が受けてます

  • ・親が変形性膝関節症のため、自分もなってしまうのではないかと不安になり利用
  • ・以前ヒザ痛があり、筋力の状態を知りたくて利用
  • ・将来に備え、現状を知りたくて利用

詳しくはこちら!