熊谷市・太田市の整形外科なら[ まつだ整形外科クリニック ]
交通アクセス
まつだ整形外科クリニック

転倒が人生を変える! 脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折に要注意!! まつクリ院長通信 No.467

~年末年始の診察について~

年の瀬を迎え、今年も残すところあとわずかとなりました。当院の診察は 12 月 27 日の午前診療で終了となります。
来年も皆さまのお役に立てますよう、スタッフ一同誠心誠意努力する所存でございます。
また、年明けは、1 月 4 日より診察となります。皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

転倒が人生を変える! 脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折に要注意!!

転倒による骨折によって、本人はもちろん、患者さんのご家族のその後の人生を大きく変えてしまいます。
今回は、あまり知られていない脆弱性骨折のリスクについて説明します。

脆弱性骨折とは?

高齢になると骨密度が低下し、軽微な外力(立った姿勢からの転倒やそれ以下の外力)で容易に骨折してしまうことがあります。
この骨折を“脆弱性骨折”と呼びます。実はこの脆弱性骨折は2 回目の骨折率や死亡率を大きく上昇させることがわかっており、ある意味命にかかわるとても危険な骨折なのです。
そのため放っておくのは大変危険であり、早期の治療と予防が大切になります。

命にかかわる脆弱性骨折のリスク

脆弱性骨折、特に大腿骨近位部骨折(股関節の骨折)と椎体骨折(背骨の骨折)の場合は、どんなに骨密度の数字が高くても、その既往があるだけで骨粗鬆症と判断され、治療対象となります。
なぜなら、脆弱性の大腿骨・椎体骨折患者は二次骨折リスクと死亡リスクが非常に高いからです。
例えば、脆弱性の大腿骨近位部骨折患者では、健常者と比較して、大腿骨骨折のリスク(2 回目の骨折)が実に16.9 倍になると報告されています。
また、死亡リスクも非常に高く、脆弱性の大腿骨近位部骨折、椎体骨折患者は、1 年後の死亡率が約 20%と約 30%、5 年後の死亡率は約 60%と約70%にまで上昇します。とても危険な数字です。

院長よりメッセージ

とてもリスクの高い脆弱性骨折ですが、骨折後の 1 年間に行われている骨粗鬆症の薬物治療率は約 20%に過ぎないというデータもあります。
二次骨折の予防のためにもしっかりと治療を継続する必要があります。定期的な検査と適切な治療の継続があなたとあなたの家族の人生を変えます♪

Inbody ( イ ン ボ デ ィ ) 測 定 し ま せ ん か ?

  • ・すぐ測定できます!!
    (受付 9:00~18:00)
  • ・ワンコイン500円

インボディって何?

測定器に 15 秒乗っていただく事で、体水分やタンパク質、ミネラル、体脂肪などの体成分分析ができます。
また、筋肉のバランスなども測定する事が出来るため意識してトレーニングをする事が出来ます。
健康に不安を感じている高齢の方や運動不足を感じている中高年齢の方、トレーニングの効果やパフォーマンスを知りたいアスリートなど幅広い人におすすめです。

※ご興味のある方、測定をご希望される方はお気軽にスタッフにお声がけください。