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⾻粗鬆症になりやすい⽣活習慣病 No.484

⾻粗鬆症になりやすい⽣活習慣病

東京慈恵会医科⼤学 整形外科 斎藤充主任教授

「⽣活習慣病⾻折リスクに関する診療ガイド(2019年版)」より、⾻折リスクに関する⽣活習慣病の代表的なものを紹介します。
糖尿病
糖尿病患者はそうでない⼈と⽐較して、背⾻(椎体)を⾻折するリスクが男性で4.73倍、⼥性で1.86倍にまで上昇することが分かっています。糖尿病になると、⾼⾎糖、酸化ストレスの増⼤によって⾻質を劣化させるAGEsの形成が進み⾻質が低下するとされています。
慢性腎臓病(CKD)
CKDは腎臓の働きが健康な⼈の60%未満に低下するか、蛋⽩尿が出る病気です。これは糖尿病同様に参加ストレスが増⼤する疾患で、⼤腿⾻近位部⾻折のリスクが2.12倍に達します。
慢性閉塞性肺疾患
⾻折のリスクを⾼める代表的な⽣活習慣病の⼀つで、低⾻密度と⾻質劣化が関与しています。
⾼⾎圧・動脈硬化
⼤腿⾻近位部⾻折のリスクが1.19〜1.6 倍に、⾻粗鬆症性⾻折のリスクが1.3倍になり、その関連性は男性よりも⼥性に強いと報告されています。
睡眠障害(不眠症)
夜間の成⻑ホルモン分泌低下に加え、メラトニンの低下によって破⾻細胞の作⽤に迎えが聞かなくなり⾻量が減少します。また転倒リスクが52%も上昇すると報告されています。

院⻑よりメッセージ

⽣活習慣病の予防が⼤切です。すでになっている⽅は適切な治療で進⾏を予防しましょう♪

~熱中症~(5月でも油断できません!!)

厚⽣労働省⼈⼝動態統計では、熱中症による死亡数は1993 年以前は年平均67⼈ですが、1994 年以降は年平均663 ⼈に増加しています。
熱中症とは、⾼温多湿な環境で体温調節機能が正常に働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。症状は、めまい、吐き気、体温の上昇、意識障害など様々です。環境、体調、⾏動などが複合的に熱中症を引き起こす要因となります。
また、家の中でも熱中症はおこります。特にお年寄りの⽅は、暑さを感じにくく、汗もあまり出ないので、暑さに気づかないうちに熱中症になって倒れてしまう事があります。部屋の中の温度に気を付けましょう。
予防には、⽔分補給、暑さ対策、⾐服の⼯夫などが効果的です。