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変形性膝関節症の症状・特徴・原因

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症(Knee Osteoarthritis)とは、様々な要因で発症しますが、なかでも膝に繰り返し外力がかかるなどして、主に加齢により膝関節軟骨に少しずつ変性や摩耗が生じ、その結果として関節を構成している滑膜や骨に変化を引き起こすような退行性疾患のことをいいます。

症状

動き始めの動作で痛みを生じることが多くみられます。
例えば、立ち上がりや、歩き始め動作などです。
特に、階段昇降や段差、坂などでの歩行では痛みをより強く感じます。
もちろん個人差はありますが、関節の腫脹や可動域制限なども伴ってきます。
日常生活では正座はもちろん、しゃがみ込み動作など深く曲げることが出来なくなってきます。
進行すると、わずかな距離の歩行も困難になり、杖が必要になったり、時に寝返りなどの動作でも痛みを生じたりすることもあります。

原因

原因にはさまざまな要素がありますが、個々では代表的な4つの原因について説明します。

1)加齢

年齢を重ねるにつれ当然ですが、膝に繰り返しかかる外力が増えていきます。さらに加齢とともに筋力も落ちるため、膝を支える力が弱まり、膝へかかる負荷がより強くなります。このように加齢とともに膝への負荷が積み重なることが変形性膝関節症の原因となります。

2)女性

変形性膝関節症は圧倒的に女性に多い疾患です。
その要因のひとつはホルモンにあります。
テストステロンという男性ホルモンは筋肉形成に関わるとされていますが、女性はその血中濃度が非常に少ないため、膝にかかる負荷を吸収して軽減する筋力が男性と比較すると少なく、変形性膝関節症に罹患しやすいと考えられます。
また、女性ホルモンは骨粗鬆症と非常に関連性が高いのですが、女性ホルモンが減少すると骨がもろくなる骨粗鬆症になりやすくなります。
その結果、膝においてもその骨の変形や外傷を引き起こしやすくなる傾向にあり、変形性膝関節症に関与すると考えられます。
さらに、女性特有の身体的特徴も影響していると考えられます。
女性は男性と比べると骨盤が広く、男性と比較して下肢の横揺れを支える筋力(中殿筋)が弱い特徴があります。
そのため、脚全体にスラスト(Thrust)という横揺れが生じやすくなり、膝に負担をかけてしまいます。
そのような身体的特徴も変形性膝関節症に罹患しやすい要因の一つと言えるでしょう。
このように男性と比べ、女性には変形性膝関節症にかかりやすい理由が複数あります。
年齢を重ねてきたら変形性膝関節症にかかっていないか定期的にチェックを行い、予防することが理想的です。

3)体重

加齢や性別に関わらず発症する可能性があるのは、肥満などの体重による膝への過剰な負荷です。
特に運動不足やダイエット後のリバウンドなどによる急激な体重増加は、膝を痛めやすいので注意が必要です。
膝にかかる負荷は、歩く時には体重の約3~4倍、階段の昇降時には4~7倍にもなると報告されています。
つまり、体重が増えると増加した分の3~7倍の負荷がさらに膝にかかるといえます。
たかが1キロ、されど1キロです。
急激な体重の増加は変形性膝関節症の大きなリスクになります。
体重が増えて膝の痛みを感じるようであれば、無理のない範囲で体重を落とすことが必要になってきます。
なぜなら、体重増加による膝の痛みは負のスパイラルに陥ることが多いからです。
体重増加により膝を痛めると運動が難しくなり、そのため運動不足になり、結果としてさらに体重が増加するといった悪循環に陥ることが少なくありません。
散歩といった軽い運動でも困難なくらい膝が痛いという場合には早めに医療機関を受診しましょう。

4)O脚

O脚の状況では、膝の内側に体重負荷が集中することで軟骨や骨の損傷・変形を生じやすくなるという特徴があります。
さらに、O脚の方は下肢全体にスラスト(Thrust)という横揺れが出やすく、それがさらに膝に負担をかけ、変形性膝関節症を発症しやすくなります。
一度発症するとさらなる負担で内側の軟骨の変性や摩耗が生じ、骨の変形も進行するためO脚がさらに悪化して変形性膝関節症を進行させるという悪循環を招きます。
インソール(足底板)などを利用してO脚による負担を軽減させるなど、早めの治療が必要です。

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