変形性股関節症に対する手術療法

変形性股関節症における手術療法は、保存的治療で改善が得られない場合が対象になってきます。

もちろん、痛みの程度や進行の程度、その方の生活スタイルや今後の希望なども治療方法には大きな影響を与えますので、十分に医師と相談して決めることが望ましいと考えられます。

術式としては寛骨臼回転骨切り術やChiari骨盤骨切り術、臼蓋形成術、外反骨切り術、内反骨切り術などといった「骨切り術」と「人工股関節置換術」に大別できます。

あくまでも一般的ですが、骨切り術は年齢や職業、股関節の形態や適合性、進行度などを十分に検討した上で決定されます。

また、人工股関節置換術は、骨切り術の適応がなく、変形が進行した症例が適応になることが多くなってきます。この場合も適応については患者さんの生活スタイルや痛みの程度など多くの要素で異なってきますので、専門医との相談のうえ決定されることを強くお勧めします。

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