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認知症は特別な人に起こる特別な出来事ではなく、年齢を重ねれば、どなたにも起こりうる身近な病気ともいえます。

厚生労働省研究班(代表者・二宮利治九州大教授)の調査によると、認知症の患者数が2030年に推計523万人にのぼることがわかりました。これは高齢者全体の14%を占める人数です。

また、認知症の予備軍である軽度認知障害(MCI)の患者数も30年に593万人、60年には632万人まで増えると推計しています。

この軽度認知障害の数も含めると、認知症患者数は30年には1100万人を超える数になると推計されます。

認知症
への対策

1早期診断・早期対応

今のところ、アルツハイマー型認知症で失われた記憶能力や精神機能を回復する治療法はありませんが、適切な治療によって症状の進行を遅らせることができます。

大切なことは早期に認知症を診断し早期対応することです

定期的な検査で脳の状態を確認し、年齢より脳が萎縮し始めたら、萎縮の進行を遅らせる薬を服用することが大切です。一度、萎縮した脳は元には戻ることはありません。

人生100年時代を迎え、脳の萎縮を予防することも、健康管理の一部になります。

認知症の進行を遅らせ、ご本人らしく生きることのできる時間を長くし、ご家族・介護者の負担を軽減する。

それが健康寿命延伸の今の時代に必要なことです。

2脳萎縮評価支援システム

当院では脳萎縮の度合いを評価することができるブイエスラド(VSRAD)を導入しました。このシステムは50歳以上のかた皆様が対象になります。

ブイエスラドはコンピュータによる画像処理を用いることで、客観的かつ視覚的に脳の萎縮を評価することができます。

つまり、MRI画像で認知症の鑑別診断を支援できるようになりました。

※ブイエスラドの結果のみで認知症の確定診断ができるわけではありません
あくまでも脳萎縮の度合いを評価する目的で使われています。
脳の萎縮が強いと認知症を疑う材料になるのは確かですが、脳萎縮が強い=認知症という訳ではありません。確定診断するには、臨床症状と神経心理学的検査と画像情報を医師が確認し、総合的に判断する必要があります。

脳ドックのオプション検査

ブイエスラド(VSRAD)は脳ドックの追加検査となります。

なぜならば、ブイエスラド(VSRAD)だけでは、脳全体の画像データを取得できないので脳ドックと一緒に検査します。

検査時間は脳ドックの検査約20分にブイエスラド(VSRAD)の検査時間約5分を追加します。

通常のMRI検査と同様ですので痛みもなく、体に負担をかけることなく簡単に検査できます。

料金

検査料金は脳ドックの検査費用とVSRADの合計になります。

熊谷市の助成金を使用した場合は脳ドック2000円にブイエスラド(VSRAD)の料金5000円を追加した合計7000円になります。

ご希望のかたは当院にある各市町村の脳ドックの冊子にお名前とブイエスラド(VSRAD)希望に○をご記入していただき当院の受付にお出しください。または、お電話にてご予約をお願いします。

※脳ドックの検査は年齢に制限はございませんが、VSRADの検査は50歳以上の方が対象となります。

検査結果のご報告

検査結果はMRI画像解析と脳卒中専門医による画像診断で導き出します。

当日は検査のみでお帰り頂き、後日検査結果をご自宅に郵送いたします。

もし、脳萎縮の疑いのある場合は当院の脳卒中専門医の診察へご案内いたします。