関節リウマチナビ

まつだ整形外科クリニック

朝のこわばり

1.関節とその周囲で、少なくとも1時間以上持続する、朝のこわばりが少なくとも6週間以上存続する。
2.3か所以上の関節炎
 同時に少なくとも3領域以上で、軟部組織の腫脹あるいは関節液の貯留が少なくとも6週間以上存続するもの。
3. 手関節炎
 手首、手指の第2関節、手指の第3関節のうち、少なくとも1か所での軟部組織の腫脹が少なくとも6週間以上存続するもの。
4. 対称性関節炎
 同時に、両側の同一部位での関節炎が少なくとも6週間以上存続するもの。
5. リウマトイド結節(皮下結節)
 骨突起部、伸側表面(四肢の外側)あるいは関節近傍の皮下結節
6. 血清リウマトイド因子
 
 健常人の陽性率が5%を超えない方法で証明
7. X線変化
 
 手首、手指の第2関節、手指の第3関節での関節リウマチに典型的なX線変化、障害関節あるいはその近傍に限局するびらん、あるいは明らかな骨粗鬆症。
 この診断基準では1の朝のこわばりが患者さんの訴える症状で、2~5が医師の診察所見、6がリウマトイド因子検査、7がX線(画像)検査となります。
関節リウマチは特定が難しいので、患者さんの症状の訴え、医師の診察所見、リウマトイド因子検査、X線検査の結果を総合的に判断して診断することになります。

最新の記事