関節リウマチナビ

まつだ整形外科クリニック

自己免疫疾患と発症割合


関節リウマチに限らず自己免疫疾患の多くは、女性のほうが男性よりもかなり高頻度で病気が発症します。 現在、遺伝子レベルに至るさまざまな研究が重ねられていますが、なぜ女性に多いのかは依然わかっていません。 ▼ 関節リウマチは遺伝する? よく「関節リウマチは遺伝する?」という質問がされますが、両親のどちら…… 続きを読む

サイトカイン


関節リウマチの発症は、自己反応性のリンパ球が血管から、関節の滑膜に流れ着くことから始まります。ここで問題になるのは、この自己反応性のリンパ球は、自分の滑膜たんぱく質を抗原として、抗体の免疫グロブリンを産生し、抗原・抗体複合体を作り、自己免疫を展開することです。これにより関節炎が生じるのです。  通常…… 続きを読む

自己免疫


自己反応性のリンパ球は、通常は、まもなくアポトーシス(遺伝子に織り込まれた自然死)により消滅します。しかし、一定の条件下では増殖、活性化し、自己抗原に対する抗体を作ることがあります。この反応を「自己免疫」といいます。   自己免疫が起きても、これだけで病気に至る事は多くありません。しかし時にはアレル…… 続きを読む

自己反応性リンパ球


免疫システムによる自己と非自己の判別は生命維持に非常に重要です。獲得免疫系ではT細胞を中心にしたリンパ球系はこの役割を果たし、非自己抗原に対する抗体が作られます。ところが、生体では、自己の細胞や成分でありながら抗原になるものがあり、一方でこれに対する抗体を作るリンパ球があります。これえらを「自己反応性リンパ球」といいます。 続きを読む

関節リウマチは免疫反応の病気から起こる


関節リウマチは免疫反応の病気から起こる事がわかってきました。免疫とは、白血球の一つであるリンパ球が身体にとって安全ではないものを識別して、排除する防御システムです。なお赤血球は酸素を肺から組織に運び、血小板は血液の凝固に関与します。 ▼ 自己と非自己 人間の身体には時に外部からウイルス、細菌、寄生虫…… 続きを読む

最新の記事