関節の変形症状が進んだら手術療法などを追加
ステップ5 関節の変形症状が進んだら手術療法などを追加 関節の破壊が進行してしまった場合、サポーターなどの専用の装具をつけて、炎症のある部分を安静にしたり変形を予防したりする装具療法などのリハビリテーションを行います。 また、薬物療法でも滑膜の腫れが改善んしないときは、腫れた滑膜を取る…… 続きを読む
ステップ4 リウマトレックスが効いていない場合は生物学的製剤を使う
リウマトレックスを使用しても効果が現れない場合は、リウマトレックスの量を増やすか、レミケードやエンブレルなどの生物学的製剤を追加します。 ■レミケード →体重1kgあたり3mgを点滴静注/日 *2回目は2週間後、3回目は6週間後、その後は8週間ごとに点滴静注。 ■ エンブレル →25mg/日を皮下…… 続きを読む
ステップ3 薬の効き目や関節炎の状態を定期的にチェック
最初に使い始めた抗リウマチ薬が効き始める時期です。基本的には、3ヶ月ごとにDASやX線検査などで関節炎の状態をチェックし、薬がきちんと効いているかどうか確認します。 最初に使い始めた抗リウマチ薬が効いている時には、そのまま治療を続行します。最初に使い始めた抗リウマチ薬が効いていない時には、治療法が…… 続きを読む
ステップ2 抗リウマチ薬を服用します
初診の結果、関節リウマチであり、かつ重症、あるいは中等症であることがわかったら、その時点から3ヶ月以内にリウマトレックスなどの抗リウマチ薬の服用を開始します。リウマトレックスが関節破壊を抑制する効果については、海外の信頼性の高い研究報告が数多くあります。最初は副作用を考慮して、少量からはじめ、様子を…… 続きを読む
ステップ1 問診と検査で関節の炎症の程度をチェック
まず、診断基準7項目に基づいて、問診による症状のチェックと各種検査を行います。7項目のうち4項目以上に当てはまる場合を関節リウマチとしています。 関節リウマチの診断に必要なX線写真は手の関節ですが、関節と同時に肺のX線写真も撮ることがあります。これは抗リウマチ薬などの薬が使用できるかどうかを確認した…… 続きを読む
関節リウマチの程度によって治療方針が決定
関節の炎症の程度をみる 関節リウマチであるという正確な診断とともに、治療開始にあたって重要なことは、関節の炎症の程度を判断することです。炎症の程度によって、治療方針が決まってきます。これにはDAS(Disease Activity Score)という評価法が使われます。この評価法の結果によって症状…… 続きを読む
ウインドウ・オブ・オポチュニティ
関節リウマチの患者さんの関節のびらんの個数を時間軸で追った結果、とくに最初の2年間で急激にその個数が増えていることが明らかかになりました。そこで欧米のリウマチ学会では関節リウマチ初期の2年間が症状の進行を迎えられるかどうかのカギとなる治療のチャンスとして「ウインドウ・オブ・オポチュニティ」(治療効果のもっとも高い限られた時期)という言い方をするようになりました。 続きを読む
アメリカのガイドライン
関節リウマチ治療の先進国、アメリカのリウマチ学会では2002年に新ガイドライン(治療指針)を打ち出しています。そのなかには「関節リウマチの診断を早くする事」、「抗リウマチ薬を用いた治療を早くから開始する事」が盛り込まれています。具体的に「診断がついてから3ヶ月以内」という明確な期間も指定されています。 続きを読む
適切な治療を始めるには、正確な診断が必要
なるべく早期に専門医を受診しましょう! 関節が痛い、腫れている・・・。そんな症状が出ていたらなるべく早く専門医を受診しましょう!関節リウマチがどうかを診断してもらうこと、そして、できるだけ早期に適切な治療を開始することが大切です。 なぜなら、関節リウマチは膠原病のなかでもっとも研究が進んでいる病…… 続きを読む
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