関節リウマチナビ

まつだ整形外科クリニック

関節リウマチは遺伝する?

関節リウマチになりやすい遺伝子は複数あり、それらの全てを親から子へ引き継ぎたいからといって、必ずしも発症するとは限りません。

たとえば、一卵性双生児は、遺伝的にまったく同じですが、その一方が関節リウマチになったとしても、もう一人が関節リウマチになる割合は10〜20%程度と言われています。

つまり発症には、遺伝子の要因にプラスして、環境的な要因(環境因子)が大きいといえます。

また、最近の遺伝子の研究では、関節リウマチになった人の一部は、PAD−4という遺伝子が、特殊なタイプであることがわかってきました。

このタイプの遺伝子がある反応をおこさせて、関節リウマチを発症させる引き金になっているのです。

【環境因子】
紫外線、化学物質(塩化ビニール、有機溶媒、シンナーなど)、食物オイル、脂肪、ビタミンなどです。
ウイルスや最近、ストレス、妊娠、出産なども環境因子です。

最新の記事