関節リウマチナビ

まつだ整形外科クリニック

関節リウマチの程度によって治療方針が決定

関節の炎症の程度をみる
 関節リウマチであるという正確な診断とともに、治療開始にあたって重要なことは、関節の炎症の程度を判断することです。炎症の程度によって、治療方針が決まってきます。これにはDAS(Disease Activity Score)という評価法が使われます。この評価法の結果によって症状の程度がわかってきます。
 DASには44個の関節を調べるDAS44と28個の関節を調べるDAS28の2種類があります。一般的にはDAS28が使われます。DASの数値が小さいほど関節の症状が軽く、大きいほど重くなります。DAS28では2.6以下になった状態を、一般的には寛解と呼んでいます。
 方法は28個の関節のうち、以下の4つを計算式にのっとって計算し、値を出します。
1. 圧痛がある関節の数(実際に医師が押して計る)
2. 腫れている(腫脹)関節の数
3. 患者さんの健康状態(これはVAS=Visual Analogue Scaleを使って調べる)
4. 赤沈値またはCRP

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