関節リウマチは不治の病なのか?!
関節リウマチというと、二度と治らない「不治の病」という暗くて怖いイメージがあり、「慢性関節リウマチ」という病名で呼ばれていました。
しかしながら、ここ10年で関節リウマチの原因やメカニズムなどが解明されはじめ、治療の方法も変化してきました。
従来の薬は、痛みや炎症を抑える対症療法としての「抗炎症薬」や「ステロイド薬」が主体でしたが、現在は病気の進行を抑える「抗リウマチ薬」や「生物学的製剤」を使用し、早期治療により症状がよくなることがわかってきました。
2002年の日本リウマチ学会では「慢性」をとることを決め、「関節リウマチ」という病名になったのです。
もはや関節リウマチは「不治の病ではありません」。