関節リウマチナビ

まつだ整形外科クリニック

抗リウマチ薬の副作用


抗リウマチ薬で起こりやすい副作用は人によって違いますが、皮膚のかゆみ、下痢、肝障害、腎機能障害、間質性肺炎、血液障害、高血圧、感染症、糖尿病、胃腸障害などがあります。メトトレキサートでは間質性肺炎、感染症、腎障害、血液障害などがその主なものです。したがって、咳や息切れ、息苦しさ、口内炎、身体のむくみ…… 続きを読む

メトトレキサート(商品名リウマトレックス、メトレート)


世界で最も多く使用されている抗リウマチ薬の標準薬。アメリカをはじめ、欧米の先進国では7割以上の患者さんが使用しています。  初期よりメトトレキサートを中心として治療をしっかりすれば、おそらく10〜20%の方が寛解に入るのではないかという海外のデータがあります。 続きを読む

抗リウマチ薬による治療まとめ


1. 効き目が遅いが、いったん効果が出始めると、それが継続する 2. 関節以外の全身の器官や臓器の障害(関節リウマチの)にも有効 3. 抗炎症作用はないものの、免疫系を介して病気の本態を抑える 4. 選んだ薬剤が症状や患者さんにフィットすると寛解が期待できる 5. 効果が出るまでは、抗炎症薬と併用する必要がある 6. 免疫力が低下する場合があり、副作用が出ることがある ←表を! 続きを読む

治療で使われる基本的な薬 −抗リウマチ薬―


関節リウマチで主に使用されている治い疾患修飾性抗リウマチ薬、DMARDs(disease modifying antirheumatic drugs)といいます。炎症自体を抑える薬ではありませんが、免疫異常を改善することで、関節リウマチの病気の本態をコントロールする薬です。  抗リウマチ薬の作用メ…… 続きを読む

ステロイド薬(合成糖質コルチコイド)


ステロイド薬は炎症を抑え、痛みを減らす働きは強いのですが、根本治療につながる薬ではありません。ステロイドを過剰に使うと副作用が生じます。 特に起こりやすいのが、骨粗鬆症です。その他、白内障、緑内障、糖尿病や高脂血症があり、重篤なものでは精神症状、胃・十二指腸潰瘍、感染症などがあります。また、副腎不全…… 続きを読む

プロスタグランジンの役割


プロスタグランジンには下記のような大切な役割があります。 1. 胃酸の分泌抑制 2. 胃の粘膜保護 3. 腎臓における血流の増加 4. 出血時の止血  このため、非ステロイド抗炎症薬を使用すると痛みは軽減しますが、プロスタグランジンの有益な生理的作用を抑えるために、胃などの消化器に障害が起き易くなります。 続きを読む

非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs


non-steroidal anti-inflammatory drugs) 続きを読む

痛みや腫れを軽減する抗炎症薬


抗炎症薬を始めに使うのは、抗リウマチ薬の効果が出るまでに、約1ヶ月はかかるからです。抗炎症薬は、患者さんの直面する苦痛を少しでも軽減するために使用されます。ただし、これらの薬剤では、関節破壊の進行を止める事は出来ないため、対症療法と呼ばれます。 続きを読む

治療の中心になる薬物療法


関節リウマチの基本の治療法は薬物療法です。大きく分けると抗炎症薬(消炎鎮痛剤)やステロイド薬を中心とした対症療法(補助療法)、抗リウマチ薬や生物学的製剤を中心とした根本治療の二本立てで行われます。 続きを読む

理解する事が大切


リウマチの関節破壊は発症早期から進行するので、早期発見、早期治療が大事です。関節局所や一時しのぎの治療ではなく、全身的な長期的に計画された治療が必要。 そのためには、関節リウマチがどういう病気であり、どのような検査をし、自分がどのような段階にあるかを理解する事が大切です。病気を理解することによって、…… 続きを読む

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