関節リウマチナビ

まつだ整形外科クリニック

「関節リウマチではないが可能性がある」と言われました。どうしたら?

関節リウマチかどうかは診断基準によって決まります。

これは7項目中何項目当てはまるかによります。
4項目以上であれば関節リウマチ、3項目以下であると「今のところは関節リウマチではない」という判断になります。

では、関節が1箇所だけ腫れている人は、本当に関節リウマチではないのか?
というと実は必ずしもそうではないという事が最近の研究結果でわかってきました。

この診断基準に満たない場合を「未分類関節炎:Undifferentiated Arthritis (UA)」といいますが、UAの人の予後を調査した結果、とくに抗CCP抗体が陽性の人は陰性の人よりも約28倍も関節リウマチの発症率が高いことがわかりました。

つまり、診断基準を満たしていない人への対応は大変重要になってきます。

たとえその時点で関節リウマチと診断されなくても、明らかに感染症が原因の関節炎ではないことがわかっている場合、3ヶ月に1回の割合で定期的に検査を行い、関節リウマチであると診断されたら、すぐに抗リウマチ薬の服用を始めることが大切です。

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