熊谷市の一年に一度の3万円脳ドック助成金制度は、3月31日が切り替え日です。
昨年度の助成金をご利用されていない方はお早めに!
犬に噛まれた!感染リスクは?
犬に噛まれた495人を検証
Emergency medicine journal : EMJ
まつクリにも犬や猫に噛まれた方が来院されます。動物の口の中には細菌やウイルスがたくさん存在するため、かまれた傷口から感染する可能性があります。米国の研究チームが、犬に噛まれてできた傷の感染リスクを検証したので紹介します。
◆救急治療を受けた495人の感染リスクを検証
研究チームは犬に噛まれて救急治療を受けた495人の患者さんの傷とその治療の特性と感染リスクを検証しました。
◆5%が感染
追跡できた345人のうち、18人に傷口からの感染がありました。深い刺跡のできた傷や、処置中に閉じた傷がより感染リスクが高く(それぞれ感染リスクが4.1倍と3.1倍)、予防的に抗菌薬を使うことが考慮されるべきだと報告されました。噛まれた場所は感染リスクと関係しませんでした。
院長よりメッセージ
噛まれて来院する方のほとんどは犬と猫ですが、どちらが感染のリスクが高いか知っていますか?実は犬より猫の方が高いとされています。猫の歯の方が細く、噛む力もあり、傷口が小さく深さがあるため洗浄が困難で、内部で菌が繁殖しやすくなるためです。猫の場合は噛まれても大丈夫だと思ってしまう方も少なくありません。
動物に噛まれたらまず傷と傷の周囲をじゅうぶん洗浄し、医療機関で適切な処置をしてもらうことをお勧めします。もちろん、噛まれないことが一番ですね!(^^