毎週ジョギング20時間相当の運動をすると、がんはどれぐらい予防できるのか?まつクリ院長通信 No.164
夏は脳梗塞と熱中症が多く発症してしまいます。
水分補給とこの時期の脳ドックで脳梗塞・熱中症を予防しましょう!
毎週ジョギング20時間相当の運動をすると、がんはどれぐらい予防できるのか?
―174件のデータからー BMJ (Clinical research ed.)
運動は糖尿病や心臓病はもちろん、がんの予防にもつながります。過去の174件の研究データをもとに解析した結果、運動量が特に多い人で、乳がん、大腸がん、脳梗塞が減っていたことが報告されたので紹介します。
◆乳がん、大腸がんなどの予防効果を計算
1980年から2016年の研究で以下の5つの病気について調査されました。
・乳がん・結腸がん・糖尿病・虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)・脳梗塞
◆乳がんリスク14%減少し、結腸がんのリスクが21%減少
活動量不十分な人(週あたり総活動量が600MET・分未満)に比べて、高度に活動的な人(週あたり8000MET・分以上)のリスク減少は以下の通りでした。
•乳がんのリスク14%減少•結腸がんのリスク21%減少
•糖尿病のリスク28%減少•虚血性心疾患のリスク25%減少
•脳梗塞のリスクが26%減少
院長よりメッセージ
METは運動の強さを表します。8000MET・分はジョギングやサッカーで20時間近くに相当します。スポーツ選手並の量で、続けるのは簡単ではありませんが、効果は大きいようです。今年の秋は「スポーツの秋」で決まりですね♪
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