医療法人社団nagomi会は新しい医療をはじめています。
再生医療という選択肢
歯の数と睡眠トラブルは関係する！？
2018 Dec;52:18-22. doi: 10.1016/j.sleep.2018.07.020. 東北大学
年を取ってもできるだけ自分の歯を保持することは、健康長寿の秘訣です。
今回、東北大学などの研究グループが、６５歳以上の高齢者を対象に歯の数と睡眠時間との関連を検討。
歯の少ない高齢者は、睡眠過多または睡眠不足のリスクが高くなると報告したので紹介します。
不足リスク１．４倍、過多リスク１．８倍
６５歳以上の男女2万548人について、現在の歯の数と睡眠時間との関連を検証。
睡眠時間は4～10時間を１時間ごとに区切り、歯の数は20本以上、10～19本、1～9本、0本に4分割。
睡眠時間は７時間を基準とし、性、年齢、ＢＭＩ、教育歴、所得、メンタルヘルス、糖尿病の有無、歩行時間、喫煙歴などを調整した上で、睡眠不足または睡眠過多のリスクを解析した。
解析の結果、歯が２０本以上あるグループと比べて、０本のグループでは、睡眠不足のリスクが１．４３倍、睡眠過多のリスクが１．７５倍だった。
また、残っている歯が１～９本のグループでは、それぞれ１．２９倍、１．４８倍と、０本のグループと同様の傾向が示された。
院長よりメッセージ
１本でも多くの歯を残せるように歯の健康を保つことが、適切な睡眠時間の維持や健康長寿につながる可能性が示されました。
その昔「芸能人は歯が命！」というCMがありましたが、誰にとっても歯はとても大切ですね！
何かと宴会の多くなる時期ですが、酔っても歯磨きお忘れなく!(^^)!
